冬季五輪は、夏のそれとずいぶん雰囲気が違うものだと感じた。なんといっても、雪と氷の競技なので、転んだり、尻餅をついたり、コースをそれたりと、素人目にも失敗したことが一目瞭然なのだ。日本人だけでなく、どこの国の選手も、常にアクシデントとの闘いのようでもあった。
そんなことを踏まえて、堀井憲一郎さんが「ホリイのずんずん調査」【週刊文春 3月2日号】で、見る側の心理をうまく表現している。冬の競技は人の失敗を願う競技だと。
日本選手がいい記録を出すと「上村愛子、現時点で2位、残り4人!」となって、日本中で残り4人の滑りを「失敗しろー」と眺めることになる。あまり人の失敗を願いつつ、スポーツを見るのはよくない。でも願ってしまう。解説者も微妙な発言になる。露骨に残りは失敗すればいいんだと言うわけにはいかず、でも日本選手が負けてもいいから他国選手を応援しましょうというウソを言うわけにもいかず、もごもご、んごんぐな発言になる。
勝負事なのだから、他国選手を妨害するわけでもなく、応援する人達が心の中で願うだけなら罪はなさそう。お互いさまでしょう。ただ、そんなのが続くと精神的にヘトヘトになるでしょうね。
で、私はどうだったかというと、実は小心者ゆえ、「あとは勝利の女神におまかせ」とばかりに、どの競技もリアルタイムでは見てません。結果を知ってから見たいものだけ見ました。ドキドキするのが嫌なので…。だから、選手のみなさんの精神力には感服するばかり。逃げられない状況で、プレッシャーと闘うのだから、ほんとすごいです。
さて、冬季オリンピックは終わりましたが、3月10日から同じトリノで冬季パラリンピックが開催されます。選手のみなさん、是非ぞんぶんに実力を発揮してきてくださいネ!
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