2007年02月19日

どんなロボットが欲しいですか

 もしあなたの望むロボットを作ってあげると言われたら、どんなロボットを作ってもらおうかな。私は腰が弱点で、このごろは掃除機をかけると腰が痛重く(いたおもく=私の造語?)なる。不本意ながら掃除機をかける回数を減らして、モップ類などでごまかしている。だからラクな操作で隅々の細かいゴミまで吸引してくれる掃除ロボットが欲しいなあ。

 本日の読売新聞文化面の「ロボット技術 あふれる需要」という記事を読んで、そんなことを考えた。マックスヴァルト研究所社長の横山雅子さんが書いていて、ロボットの研究者である専門家とエンドユーザーの間に接点が少ない点を問題視している。まず一般人の考え方の柔軟性に驚く。

 例をあげてみる。高齢の男性は「じきに蛍光灯の付け替えも困難になるだろうから、ロボットタイプの蛍光灯で、簡単にできるといい」。義母の介護を3年間している女性は「食器洗浄器があるのに、介護老人のお尻を、ささっと洗浄するロボットがないのが信じられない」。介護で最も辛いのが下の世話なのだという。

 そうそう、介護や高齢化に伴う不便さといったら、無数にある。そうでなくても日常生活の負担などもいくらでもある。これらに対応してくれるロボットがいたら、どんなに助かるか。何度も書いたけれど、豪雪地帯での雪おろしなど、人々に代わってしてくれるロボットがいたらありがたいだろうに。

 でもほとんどの研究者は、そういった声に接することが少なく、いかに高度な技術を開発するかに専念しているようだ。それらの技術レベルを活かしつつ、役立つ商品として実用化してみて欲しいと、横山さんは書いている。横山さんがロボット関係の会に参加したとき、そんな話をしたところ――。

 帰りにベテランの教授が、声をかけて下さった。「この研究を数十年やっていますが、『お客さま』という言葉を意識したのは今日が初めてでした」。うひょー、嬉しかった。ロボット技術がもっと気楽に外に出て欲しい。そして困っている「お客さま」を助けて欲しい、と心から思った。

 工場などで製造に携わっているロボットは、相当な進歩をしている。これからはエンドユーサーの声を積極的に聞いて、もっと日常生活に密着したロボットの開発に力を入れて欲しい。本当に需要はいくらでもあると思うから。
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