と、そうしていると横にある同じような処遇の軽自動車の周囲で、必死に物差しを当てている背広の人に遭遇する。或いは目玉の展示車の車内で恋人さながらに延々と語らう背広姿の二人組とか、地べたに這いつくばってそのクルマの底面を撮りまくるまたしても背広二人組とか……。
ここまで読んでも、クルマに疎いせいか、何を意味しているのかわからなかったけれど、実はこの人たちは、(得てして)アジア系の自動車メーカーの人たちなんだそうだ。
ここで計測されたデータは成田の通関を軽々と突破し、故郷に持ち帰られ、根掘り葉掘りと調べあげられて自分ちの商品に速やかに反映されるというわけだ。
そ、そうなんですか。ずいぶんとあからさまなんですね。でもどうせ売り出されれば、いくらでも調べられることでは? と思うのは私のような素人で、発売1年前くらいのクルマを並べることもあるのだという。それではデータを守ろうと必死になるのもわかる。展示するからには見せたいのだろうけど、自社の細かい技術は秘密にしたいメーカー。その秘密の部分こそ知りたいほかの企業のスパイたち。では、展示車のデータを守るためどういう工夫をしているか。
たとえば今回のショーならレクサスLS辺りは格好の餌食となることは目に見えているから、多分ありきたりな写真を撮るのが精一杯のひな段なんかに据えられるのだろう。或いは、陳列ブースの床をツヤツヤの白にしておくとフラッシュでハレーションを起こすので、秘部が集中する車体底面が撮られずらいなんて話も聞いたことがある。
ピカピカの床にそんな深い意味があったとは。
私も父の文春を読み始めたのがきっかけでした。
でぐさんはクルマがお好きですか?
私はまったく関心が無いのですが、それでも「カーなべ」は楽しく読めるんですよね。
今気づいたのですが、本文がだいぶ文字化けしてますね、何故なんだろう? 直さなくっちゃ!
とてもわかりやすいんですよね〜。
だからクルマに詳しくなくても
面白く感じるんですね。納得です。