いや〜、”五輪”表記は新聞記者さんが考えたんですね。本日7月13日付けの読売新聞(WEB)のコラム「編集手帳」を読んで、名付けた経過を知りました。
オリンピックを「五輪」と表記しようと考えたのは、戦前のベルリン大会当時、読売新聞の運動部記者だった川本信正さんである。後にスポーツ評論家として活躍した川本さんが東京五輪に際して、いきさつを小紙に語っている。
ベルリン大会が盛り上がり、「オリムピック」という言葉が紙面の随所に登場するが、新聞の記事や見出しには長い。何か略語はないかと悩んだ末に思い浮かんだのが宮本武蔵の「五輪の書」。
五つの輪はシンボルマークそのものだし、ゴリンとオリンピックは語感も似ている、というわけで紙面で使い始めた。当初は「5厘と聞こえて安っぽい」などと言われたそうだが、ほどなく日本中に定着。
絶妙のネーミングだけに、中国でも五輪と表記すると思っている人が意外に多いのではないか。残念ながらそうではなく、「奥林匹克運動会」略して「奥運会」と記す。何やら奥まった所、近づき難い所で開催されるような。
名前のせいではないけれど、旅行社によれば、オリンピックがあるのに今夏の中国旅行の予約がなかなか伸びないとか。北京奥運会いや北京五輪まで1か月を切った。
(2008年7月13日01時44分 読売新聞)
本当に絶妙のネーミング。「五輪の書」まで関係していたのも驚きだ。中国でも五輪と表記するのかどうかすら考えていなかった私にとって、目からウロコのコラムでした。それにしても「奥運会」って…。
