「だいじょうぶ! すぐまた『青』になるから」は、信号が赤になってイライラしていた父親に二歳になる息子が言ったひとこと。
手帳で有名な高橋書店が主催している「手帳大賞」。日常生活の中で思わず口にした言葉で、心に響くものなどが選ばれているらしい。応募は毎回二万通近くあるそうだ。
椎名誠さんが、ここ3年間で上位に入ったものから、気にいった20個ほどを「風まかせ赤マント」【週刊文春 2007年12月13日号】で紹介している。
私から見ると、素直に感心できず、わざとらしいなぁ、と思うものもいくつかあるけれど、きっとそれは私の心根の問題でしょう。もちろんストレートに受け入れられるものもある。冒頭であげた二歳のひとこともそのひとつ。大人の気負いがふっと緩められたことでしょう。他に笑ったものと、心に響いたものを少し並べてみたい。
「みんなを守る勉強をしとるんや」
というのは、ウルトラマンのビデオばかり見ている四歳になる息子に「テレビばかり見ているとバカになるで。少しは勉強せなあかん」と怒った父親に答えたひとこと。
そうだ、地球を守るんだ!
「この子の顔にはこの鼻があっている」
思春期を迎えて自分の低い鼻にコンプレックスを持っていた頃に母方の祖父が言った言葉だという。以来この娘は自分の顔、鼻が好きになっていったらしい。
救いのひとこと。
「いいたいことが言葉のなかにないの」
と言ったのは三歳の幼児だという。
本当に、三歳児のことば? 私の悩みと同じなんですけど。
